ねこころです。
中小企業診断士は、日本版MBAといわれておりますが、その一方で、中小企業診断士といえば、「足の裏の米粒」と揶揄されることもあるようです。
はむ太郎
今回は、中小企業診断士という資格が、コンサルタントへの転職へ有利か否かについて、書かせていただきます。
中小企業診断士はコンサルタントへの転職に有利?
結論から申しますと、中小企業診断士の資格はコンサルタント転職への有利条件にはなりません。
エージェントの方から聞いた話となりますが、実際に、中小企業診断士という資格を履歴書に書いたからといって、優遇された例はかつてないとのことです。
コンサルタントへの転職を有利にしたい場合、資格よりも、実務での経験および面接における論理的回答が重視されるようです。
コンサルタントへの転職を目指す人は中小企業診断士を勉強したほうが有利
私が中小企業診断士の勉強を始めたのは、すべての面接を受け終え、転職活動を終了した後のこととなります。
しかし、勉強をスタートし、中小企業診断士を勉強しておけば、もっとより良く面接を受けることが出来たのでは?と思うことが多々ありました。
中小企業診断士を勉強した場合の、コンサルティング転職へのメリットは以下の2点です。
- ケース面接へMECEな回答ができる
- 議論にて専門用語が現れた際の対処ができる
それぞれについてみていきます。
ケース面接へMECEな回答ができる
ケース面接において、経営改善等の問題が出題された際には、ファイナンスやマネジメントの知識が役に立つ場面が多々ございます。
例えば、以下のような場面です。
- ROAどう?
- 物流どうなっている?
- 他に影響はない?
中小企業診断士では、経済・経営のみならず、物流などまで、会社活動の一連について網羅されております。
従いまして、ケース面接の回答の中でも、点で回答するのではなく、より多くの流れを押さえた回答を行うことが可能です。
マッキンゼー・BCGについては要確認
特に、マッキンゼーやBCGのケース面接については、売り上げや費用について着目するのみならず、end to endの視点が要求されることも多々ございます。
そのような際に、知識があることが回答の幅を広げる一手となるものと考えられます。
議論にて専門用語が現れた際の対処ができる
最後の逆質問の際に、専門用語について聞かれることも多くなります。
特に、アクセンチュアなどについてはIT用語について、聞かれることも多いです。
用語について質問された後に、わかりませんと回答した後の気まずさは計り知れません…。
仮に、自己アピールにおいて、勉強熱心さを主張した場合、一気に強みが崩れることとなりますので、ご留意ください。
中小企業診断士の勉強方法は?
中小企業診断士の勉強方法としては、以下のものがございます。
- 書籍にて勉強
- 通信・通学
書籍にて勉強
書籍については、比較的低価格にて学習することが可能です。
さっと流れを押さえたいという方にはぴったりかもしれません。
浅く勉強する際には、以下の書籍がおすすめです。
通信・通学
通信・通学については、学習に時間がかかりますが、より体系的に学習することが可能になるというメリットがございます。
スタディングでは、通勤時間に学習することが可能です。そのうえ、料金も低価格です。
通勤時間を有効に活用したいという方にはお勧めです。
まとめ
コンサルティング転職について、中小企業診断士の資格があれば合格!ということは当然ございませんが、その知識が面接および転職後に役に立つことに間違えはございません。
体系的な知識を取得したいという方はぜひチェックしてみてください。
どのような勉強をしたらいいかわからないという方は、エージェントの方に相談することも一手かもしれません。
皆様の転職活動に幸あれ!