ねこころです。
第二新卒で、未経験の外資系コンサルティングファームへ内定をいただきました。
キャリアクライシスという言葉は聞いたことがありますか。
近年、転職活動によるキャリアクライシスが問題視されています。
したがって、転職活動を行う皆様がキャリアクライシスに陥らないよう、今回はキャリアクライシスについて書かせていただきます。
キャリアクライシスと転職活動について
キャリアクライシスとは、仕事の経験を意味する「キャリア(career)」と危機を意味する「クライシス(crisis)」を組み合わせた言葉で、個人が積み上げてきたキャリアが崩壊する危機に直面することや、キャリア崩壊の危機そのもののことを意味します。
転職によるキャリアクライシスが増加している
近年、仕事を変える上でのキャリアクライシスが最近問題視されています。
キャリアは、一般的に経験と共に上がっていくものです。
以前のようのように終身雇用制が一般的だったころは、どんどん仕事を継続していくうちにキャリアアップができたといいます。
会社には見えないエレベーターがはしっていて、どんなに実力がなくとも、会社に忠誠心を誓っていれば勝手に昇進できたのです。
以前の転職ブームのころは、転職をすればキャリアが上がるという時代でした。
しかし、最近については、転職をしてもキャリアアップできるわけではありません。
理由は、以下の2つです。
- 景気が滞留している
- 優良企業は離職率が低く、転職枠が出にくい
それぞれについてみていきます。
景気が滞留している
日本は今経済がうなぎのぼりというわけではありません。
かつての高度経済成長やバブルの時のように何もしなくても儲かる時代は終わってしまったのです。
したがって、ほとんどの企業が下りのエスカレーターになっています。
仮に、あなたがのぼりのエスカレーターの企業に属していた場合、そのレールを外れることはとても危険です。
下りのエスカレーターに乗っていた場合、努力しようとも自分の市場価値をあげることは困難です。
キャリアクライシスまっしぐらなのです。
優良企業は離職率が低く、転職枠が出にくい
優良企業はとてもホワイトで働きやすく、自分の能力も適正に評価されるため、働き甲斐があります。
そのような企業は離職率が低いのです。
転職とは、枠が余ったらとるという企業がほとんどで、あらかじめ転職枠を用意している企業は多くありません。
したがって、転職サイトにあふれる転職情報はほとんどがキャリアクライシスの引き金となるのです。
キャリアクライシスは30代後半の人に多い
特に30代後半の人たちはキャリアクライシスに陥りやすい傾向にあるといいます。
理由としては、転職の最後の機会であるという考え方から、滑りこみ転職をしたいという気持ちを持ちやすいためです。
30代の人であれば、同期が転職により、キャリアアップしていく様を見ていることでしょう。
しかし、近年では、転職をするリスクは、しないリスクよりはるかに大きいと言い切る人もいるくらいです。
キャリアクライシスに陥らないためには、転職について特に慎重に考える必要があります。
誰でも仕事をやめようかと一度は考えるものですが、大切なのはそこでもう一回検討することです。
あまりきちんと検討せずに転職をするという方法は、キャリアクライシスにかならず陥るでしょう。
まとめ
転職をすることは、キャリアをリセットすることではありません。
雰囲気に流されず、いま一度自分の仕事のキャリアについてじっくり考えてみてください。
自分の市場価値を知りたい、これからの企業の流れを知りたいという人は、転職エージェントを利用してみるのも手かもしれません。
皆さんの転職活動に幸あれ!