ねこころです。
第二新卒で、未経験の外資系コンサルティングファームへ内定をいただきました。
ケース面接では様々な解法がありますが、その中でも安定的な答えを導きだせるものがフレームワークです。
今回はフレームワークについて解説していきます。
ケース面接でのフレームワークは最低限これだけ
9割がケース面接で落ちる
コンサルティングファームは書類審査・筆記試験を通過することも大変ですが、そのあとのケース面接も大変なものです。
最近はケース面接対策用の書籍なども流通しており、ケース面接慣れしている人も多いです。
しかし、大半の候補者は話を論理的に展開することができず、結果としてケース面接で落ちています。
約9割の人がケース面接で落とされるようです。
フレームワークを使用することで論理的に話を展開できる
フレームワークを使用することは、面接官の方からすると、ありきたりなものとなります。
しかし、フレームワークを使うと、論理的に穴のない理論展開が可能です。
ケース面接では、穴のない展開が出来れば合格なのです。
ここで、最低限押さえるべきフレームワークは以下の2つです。
- 3C
- 4P
知ってる~というかたもいるかもしれませんが、確認の意味で、使い方をおさらいしていただけますと幸いです。
3C
3Cとは、「市場(customer)」「競合(competitor)」「自社(company)」の頭文字をとったものです。
戦略コンサルティングの実地においても、知見の少ない業界について初期的な分析を行う際には、3Cに沿って分析をしているのです。
したがって、3Cに沿った分析は不可欠です。
3Cを用いることで、外部環境として市場と競合を分析し、内部環境として自社を分析することが出来ます。
それぞれ、具体的に分析すべきことは以下の通りです。
市場
市場規模と成長性を分析
競合
競合の分散度と特徴を分析
自社
4P(製品、価格、チャネル、プロモーション)を分析
こうすることで、外部環境および内部環境についてMECEに分析することが可能です。
図に表すと以下のようになります。
4P
4Pとは、マーケティング戦略の立案・実行プロセスの1つである、マーケティング・ミックスに関連する要素であり、Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)の頭文字をとってまとめられるものです。
それぞれ、具体的に分析すべきことは以下の通りです。
Product(製品)
顧客ニーズを満たすための製品はどんなものか、製品を通して提供できるメリットは何かなどを分析します。
Price(価格)
顧客が購入してくれる価格なのか、原価からの利益を確保できるかなどを分析します。
Place(流通)
ターゲットとなる顧客に届く流通となっているかを分析します(インターネットにて出店するか、百貨店などの実店舗を持つか)。
Promotion(販売促進)
情報を確実にターゲット層に届けるという観点から、発信メディアや市場に流す情報、そしてプロモーションにかける予算を分析する必要があります。
図に表すと以下の通りです。
まとめ
ケース面接に対して、最低限押さえるべきフレームワークは以下の2つです。
- 3C
- 4P
ケース面接については、多く練習すればするほど論理的な思考展開が可能となります。
通常の面接と違い、録画を行うことにより練習することはできません。
エージェントの中には練習相手をしてくださるところもあります。
皆さんの転職活動に幸あれ!